WEB業界への転職に作品(ポートフォリオ)は必要?未経験者に必要な武器です

どうも、WEBプログラマーとして毎日せっせと働いているのちょうと申します。
最近はデザイン関係やSEO関連の仕事も増えていき、WEBデザイナーとかWEBマーケター的な仕事も携わりつつあります。

今回は「WEB業界への転職と作品」について話したいと思います。

というのも、今働いている会社でWEBプログラマーやデザイナーを募集していて、僕も人事に部分的に関わっているからです。

主に履歴書を見て、人事担当から「一緒に働きたいか」「続けられそうか」などの判断を求められるのですが、僕はまだ首を縦に振れたことがありません。
一緒に働く、僕以外のエンジニアも同じ回答です。

それは応募者が、WEB業界への転職を望んでいるはずなのに、応募者があまりに「作品(ポートフォリオ)」を軽視しているからです。

WEB業界の転職で作品は100%必要です

もうさっさと結論を言ってしまいます。

作品は100%必要です。

WEB業界で働く自分が、こんな40pxのクソデカフォントサイズを使って言っているレベルなので、どれくらい重要か察してください。

WEB業界への転職では、どんな資格・どんな経験よりも、作品に対する比重は大きいと思っています。

作品がないとWEB業界への熱意が分からない

作品の有無は、応募者のWEB業界に対する熱意の有無でもあります。

例えば、WEBプログラマーになりたいから転職として応募してくる人なら、

のちょう
のちょう

既にWEBプログラミングで何か作っているのだろう。

という前提で考えます。

その前提すら超えてこない人は、残念ながら採用の土俵にすら立っていないといっても過言ではありません。
(東大卒とかTOEIC900点とか、他の要素が特筆して凄い場合は別かもしれませんが…)

こう書くとやたらハードルが高く見えるかもしれませんが、バットの素振りすらしたことがない人が、プロ野球のプロテストを受けるのと同じレベルの話ですよ。そんな人まず取らないですよね。

WEB業界に関心があり、WEB業界に入りたい熱意を持った人は、職を探すより先に自分が作れるものを調べて勝手に作っているもの。
採用側が求めているのは、職歴や資格よりも、それくらいを最低限やっている人です。

人事担当が最も嫌うのは、「やっぱり自分に合ってない」とか言い出して辞められる事。
そう言いださない場合でも、職務に対するモチベの低いままダラダラ働かれるのも、これまた厄介な案件となります。
一度採用してしまったが最後、そんな簡単にクビになんてできませんからね。

作品がない人(=熱意が不明確な人)を採用しても、応募側、採用側両方がガッカリすること間違いなしの展開が目に見えているので、採用側は応募者のWEB業界に対する熱意・関心はしっかりチェックしています。

作品を出せない方は、残念ながら熱意の面では限りになく低く見積もられることを覚悟しておいてください。

作品がないと技術が分からない

WEB業界では、割と「未経験でも可」という求人を多く見かけます。

というのも、WEB業界の技術は「独学」によって獲得できるからです。

主にネットとパソコンさえあれば、学習と開発の土台がすべて整いますからね。

なので、WEB業界未経験であっても高い技術力を持った人はたくさんいます。

実際にTwitterを見ていると、タイムラインで「こんなサイト作りました!」「こんなツール作ったよ」などのツイートをチラホラ見かけます。そしてツイート主はWEB業界で働く人ではなく、独学で。

そのため、WEB業界は学習のハードルは低いと言っても良いでしょう。

でも作品がない人は、そんな低いハードルを超えているかすらも判断できません。

WEB業界未経験から転職を目指す人は、業務経験はなくとも、ある程度の技術は保証されていて欲しいのが採用側の本音です。
そんなに滅茶苦茶優秀である必要はありませんが、1つでも何とか作品として形にできるレベルには。

逆に言えば、作品さえあれば未経験でも人材に興味ある、ということ

ケースバイケースですが、ウチの会社では「WEB業界の職歴はあるけど作品はない人」よりも「WEB業界の職歴はないけど作品はある人」の方が技術は計りやすいですし、熱意も感じやすいです。

未経験でもOKという求人は、独学で勉強し、自力で作品を作れるほど熱意がある人なら全然来て欲しい、と読み換えておきましょう。

どんな作品を用意すればいいか

さて、ここまで作品の重要性について説いてきました。

ただ「どんな作品を作れば良いか、評価されやすいか」と考える方もいると思うので、その辺についてもお話したいと思います。

WEBデザイナー側とWEBプログラマー側で見たい作品が異なるが、HTMLの知識は必須

大きく分けると「デザイナー側」と「プログラマー側」で、採用時にチェックしたい箇所が異なる点を把握しておきましょう。

ただし、描画を担うHTMLの知識はほぼどちらも必須と捉えて良いです。

WEBデザイナーは「HTML/CSS」の知識が分かるWEBサイト プラスアルファでAdobeソフトの知識など

WEBデザイナーの求人の場合は、まず最低限のHTMLとCSSの知識は身に着けておきましょう。(出来ればWEBプログラマーもあると良い)

そして、その知識を駆使してWEBデザインを施したサイトを最低1つ以上、作品として見られると採用側は嬉しいです。
もちろん、数は多ければ多いほど判断が容易です。

CSSをどれだけ上手く扱えているかで、WEBデザインの引き出しは大きく変わってくるので、世に出ている、自分が良いと思ったサイトの構成を研究して、自分のサイトに落とし込んでいきましょう。
当たり前ですが、丸パクリはダメですよ。

また、WEB系の求人はAdobeのPhotoshop、illustratorの知識を必要とする場合も多々あります。
求人欄にも「歓迎するスキル」などの項目にこの2つのソフトが書かれていることは珍しくありません。

何故これらのソフトを使うかというと、WEBサイトのデザインする上で使う画像(ロゴ・UIなど)を作る技術だからです。

ただ、Adobeソフトは高価な上にまた別方向の技術が必要なので少しハードルが高くなってしまいます。

まずは、自分でデザインしたWEBサイトを優先して作ってみましょう。

WEBプログラマーは動的なサイト・簡易ツールなど デザインも蔑ろにはしないように

WEBプログラマーを志望する場合は、プログラム的な動作を確認できるサイトやツールをチェックしたいです。

例えば、掲示板やアンケート機能などでしょうか。
あまりにありきたりな掲示板は、どこかの拾い物では?と疑われるかもしれませんので、自分オリジナルの機能などを付けると良いでしょう。

ただし、動けば良いというわけではありません。
あまりにデザインを疎かにして純粋に使いづらい場合は、「利用者目線に立てていない」と評価が下がる場合があります。

デザイン面は、記述さえ分かればいい感じに表示させてくれる「bootstrap」などのフレームワークに頼るのも良いでしょう。

僕のブログでも、いくつか簡易的なプログラムツールを用意していますが、こんな風にちょっとしたアプリツールを量産していくのも良いかもしれません。以下は一例です。

ランダム抽選ツール
WEBブラウザで簡単に利用できる抽選プログラムです。サイト上でお手軽に使えます。抽選候補となる選択肢を自由に追加してご活用ください。
祝日カレンダー|次の祝日・連休はいつ?
日本の祝日をカレンダーでまとめました。今月から12カ月分の祝日を確認できます。

自分の趣味を反映させた作品を作ろう

とにかく「なんでもいいから作らなきゃ…」と思って、適当にテーマを考えて作ると痛い思いをします。

そんな考えで出来上がった作品には「愛」がないからです。

僕も一時期、焦ってしょうもないサイトを作りかけたことがありました。

しょうもないサイト

なのでオススメは、自分の「好き」や「趣味」をWEBの作品として転用すること。

WEBサイト(サービス)制作に挑戦したい方に伝えたいこと
今回は、自分でWEBサイトやWEBサービスを立ち上げたい!と思っている方に伝えたい記事です。 私も19歳の学生時代に初めてWEBサービスを公開し、経7年の間に個人で約10個ほどのWEBサービスやツールを立ち上げてきました。 そん...

例えば僕は、スマブラというゲームが好きで、そんなプレイヤーたちが繋がるSNSを作ったりしていました。
転職のきっかけにもなったサイトです。

製作サイト2 スマメイト
ニンテンドー64から始まり、今もなお熱狂的なファンが多い「大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ」。 自分も64→DX→X→3DS,WiiUと全シリーズをプレイし、特にスマブラXは総プレイ時間が900を超えるほどやり込みました。過去にプレ...

他には、僕は「わたモテ」という漫画作品が大好きで、Twitterに現れる絵師さんの画像を保存するための画像収集ツールなどを作ったことがあります。

Twitterで「いいね」した画像を一括保存するPHPとTwitterAPI
「わたモテ」という漫画にハマりすぎて、TwitterとPixivで画像を漁りまくってたら人生初の通信制限を受けました。 どうも、のちょうです。 そんなわけで、Twitterを画像検索ツールとして大活用している私ですが、T...

後は、当時ハマっていた「遊戯王デュエルリンクス」というアプリの計算ツールなど。

【デュエルリンクス】ハイスコア計算ツール
デュエルリンクスの勝利ボーナスを事前に計算できるツールです。ハイスコア周回にご活用ください。

このように、趣味を作品制作に活かすと、モチベーションアップに繋がるのでオススメです。

技術を発信する技術ブログも作品になり得る

僕がこのブログで行っていることですが、自分が勉強していく過程をブログに落とし込んでいくのもオススメです。

積極的に情報発信することで、会社は技術度を把握出来ますし、自分の勉強にもなります。

ある程度溜まったらそれを作品として提出してみるのも、僕は全然アリだと思います。

WEB業界に入るための作品を作る技術はどこで学べば良いのか

さて、次にそんな作品を作るための学習方法について。

僕自身は、親に高い金を払ってもらい専門学校に通っていた身なので、学ぶ環境という意味では滅茶苦茶整っていました。
そのくせ、新卒でWEB業界に入ることには失敗してしまったのですが…。(詳しくはこちら)

しかしそんな専門学校を通っていた身だからこそ分かる、今のネットの学習環境の充実っぷりは目を見張るものがあります。
余すことなく紹介したいと思います。

無料動画でオンライン学習(ドットインストール)

僕が初見で「すげぇ!」って思って、実際学習でお世話になったことがある無料動画学習サービス「ドットインストール」

初めてみた時はマジで専門学校いらなくね?と、専門学校出身が思ったほどです。

もはや専門学校いらず?WEBを学びたいなら「ドットインストール」
以前からTwitterのDMやリプライで、サイト作成に興味があるのですが・・・とか、のちょうさんのようなサイトを作ってみたい!とか、ご連絡頂くことがあります。とてもありがたいことです。 僕はそういったお問い合わせには、「1から学びたい...

何よりも、初心者が本当に学ぶべき初歩の中の初歩の講座は「完全無料(登録も不要)」なので、学習のスタートしては最適だと思います。

WEBデザイナー向けの講座

WEBプログラマー向けの講座

有料動画でオンライン学習(Udemy)

有料でも良いなら、質の良い動画学習サービス、Udemyもオススメです。

1つの講座が、15時間前後の時間をかけるほど動画解説が充実している超ボリューミーな内容となっています。

先ほど紹介した無料のドットインストールは、1動画あたりの解説が3分以内になるように調整されているため、解説も早足で肌に合わない人もいるはず。
こちらは解説用の画像などが用意されていて、また、学習用ファイルのダウンロードなども活用できるため、じっくり学習に没頭することが出来ます。

僕1人がオススメするより、他の受講生の意見も聞いた方が良いと思うので、生の声が最も上がりやすいであろうTwitterで「Udemy」で調べた結果のリンクも置いておきます。

Twitter検索「Udemy」(日本語のみ・新着順)

大体の方から好評であろう評価のツイートが多いことを確認頂けたと思います。

大体1つの講座が1000円~2000円ほどですが、正直専門書よりよっぽど安く(技術系の本は本当高い)、それでいて得られる情報量は動画のほうが優れていると思うので、オススメのサービスです。

Udemyはこちら

有料マンツーマン指導(CodeCamp)

オンライン家庭教師とマンツーマンで指導を受けながら学習できるサービス「CodeCamp」というサービスもあります。
主にビデオ通話でやりとりを行う方式で、自分のペースに合わせて学習することが出来ます。
僕が勉強していたころにはこんな形式のサービスはなかったので、本当にネットの発達した今ならではのサービスですね。
専門学校と違って、日本中どこにいても講師と学習できるので、地方在住の方などにも学習しやすいと言えますね。

このオンライン家庭教師の優れているところは、「分からなくなったら確実に聞ける人がいる」ということ。

WEB系の学習では、正しくやっているつもりなのに意図した動作にならない時なんてザラにあります。
そんなときは大体Googleで調べて解決を図るのですが、それでも解決できず、勉強自体が嫌になったり頓挫するなんてことは珍しくありません。
そんな時に、家庭教師という頼れる拠り所がいるのは、勉強を進めていくにあたってとても心強いです。

ただしマンツーマン指導という至れり尽くせりなサービスを利用する以上、学習コストはそれなりにかかります。
最安でも15万ほど。まあ、専門学校と比較したら破格の安さとも言えるかもしれませんが。

CodeCampでは無料体験レッスンが用意されているので、まずは合う合わないの感触を試してみるのがオススメです。

CodeCampはこちら

作品を採用担当者に伝える方法

作品を作った、もしくはそれに相当するものを既に持っている方は、作品を応募する企業に伝える必要があります。

こちらも採用のための貴重な機会を逃さないように、入念に準備しておきましょう。

作品はネット上で見られるようにしておこう

作品を採用担当者に伝える方法はいくつかあります。

  • ネット上に作品をアップロードし公開する
  • パソコンを持ち込む等で、面接時に直接見てもらう
  • サイトの画面をプリントアウトし面接時に見てもらう(WEBデザイナー向け)

最もオススメなのは一番上の「作品をネット上に公開」すること。

面接時にでしか作品を披露できない他の2つは、そもそも面接までこぎつけないと作品のアピールの場が与えられないので、せっかくの武器が宝の持ち腐れとなってしまう可能性が高いです。

WEBで公開されている作品ならば、履歴書にURLを書き込むことで自分の作品が見て貰えるため、採用担当者へしっかりアプローチできます。
そこから面接までこぎつけられたら、きっと作品に対する質問が飛んでくると思うので、その時に自分の熱意を存分に語ってやりましょう。

作品をレンタルサーバーで公開しよう

作品をネット上に公開するには、レンタルサーバーなどを借りて公開する必要があります。

デザイン系もしくはフロントエンドで動くプログラムならFC2が無料で借りられる

作品がHTML+CSSで動くもの、もしくはJavaScriptなどのフロントエンドで動かせるプログラム言語で完結している作品は、FC2ホームページがオススメです。

というのも、FC2は完全に無料で公開できるからです。

デメリットとしては、更新されないまま半年が過ぎるとすごい邪魔な広告が自動的に入ってしまうので、定期的な更新を心がけましょう。
もっとも、転職なら半年以内で決着を付けたいところですが。

PHPやデータベースを動かす作品は有料レンタルサーバーを借りよう

PHP、Rubyなどのサーバーサイド言語を動かすWEBプログラマー志望の方は、おそらく有料のレンタルサーバーが必要になってくると思います。

無料でPHPが動かせるサーバーもあるにはあるのですが、相応に質が低いです。
流石にレンタルサーバーの不調で作品にケチを付けられるのは避けたいところ。

ただし、レンタルサーバーは買えば手に入るものではなく、月額制で支払う必要があるのが苦しいです。
例えば、このブログは良質なエックスサーバーというサーバーを使用していますが、維持するために毎月1000円のコストがかかっています。

もし、公開する理由が「作品を採用担当に見せるため」だけでしかない場合は、格安の以下のサーバーがオススメです。

もし作品に愛着が出てきて、転職目的以外でも沢山触りたいし、沢山アクセスを集めたい場合は、大量アクセスでも耐えられるプラン変更が可能なカラフルボックスの方がオススメです。


WEB業界への転職を試みて、撃沈してきた応募者を沢山見てきた自分から伝えられることをまとめてみました。

WEB業界の転職にあたっては、作品はあなたそのものです。
作品がないということは、あなたが無い、ということでもあります。

転職を焦る前にまずは、自分がWEB業界への参入にどこまでやる気があるのかを試す意味でも、作品を作ってみましょう!

以上、WEB業界への転職に作品(ポートフォリオ)は必要?未経験者に必要な武器です、でした。

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