ポケモンXY、いわゆる第六世代になってからは、レーティングバトルの統計を「ポケモングローバルリンク(以下PGL)」というサービスで確認できるようになりました。
自分はこういったデータを眺めるのが大好きです。プロ野球とかでも、選手の成績を見たりするのも好きです。
PGLは技、持ち物、性格の採用率から、倒したポケモン、倒されたポケモン等の詳細がシーズン別に確認できるようになっています。
これを見ているだけでも楽しいのですが、少し残念なのは、データはすべてポケモン1体1体でしか表示されていないところ。全体のデータはポケモンランキングという、何が基準のランキングなのかよく分からないものしかありません。(僕だけかも・・・)
例えば「”みがわり”の採用率が最も高いポケモン」みたいな視点でのランキングは分かりません。
なので、今回は全ポケモンのデータを取得し、試しに「”みがわり”の採用率が最も高いポケモン」を探したいと思います!
まずはデータの収集から
上記のデータを求めるにあたっては、全ポケモンの技データを収集しなくてはいけません。
手動で行ってもいいですが、莫大な時間がかかる上、人の手によるミスもあるため、今回はプログラムでデータの取得を行いました。
プログラムで取得する際に気をつけなければならないのは、取得先のサーバーに決して負荷はかけないこと。
こちらのプログラムが原因で、相手先のサーバーがダウンする事態に陥ったら事件になってしまいます。実際にそれで、悪意はなかったのに逮捕された例があります。→岡崎図書館事件
なので、細心の注意を払いましょう。取得毎にsleep命令などで間隔をあけるなどして対応しましょう。
PGLのデータが集まったら、自身のローカルのデータベースに保存します。
今回は
- ORASリーグ
- シーズン13(15/11/17~16/01/19)
- シングルのみ
という内容に絞って集めました。
処理を実行すると、意外な結果に
実際にこれで、「みがわりの使用率が高い順」という命令で、テーブルを表示させると以下のような結果に。
1 | リザード | 100% |
1 | ポポッコ | 100% |
1 | エイパム | 100% |
1 | ヤンヤンマ | 100% |
1 | オニドリル | 100% |
・・・
これらのポケモンは、”みがわり”の採用率が高いのではなく、母数が少なすぎて技採用率が100%になってしまっています。
なので、技の候補が20件あるポケモンに絞って再度検索してみました。
再度検索!これが”みがわり”採用率TOP10のポケモンたち
1 | ビーダル | 93.77% |
2 | オニゴーリ | 85.68% |
3 | フワライド | 81.02% |
4 | レパルダス | 80.85% |
5 | マルマイン | 77.88% |
6 | グライオン | 77.88% |
7 | オクタン | 75.61% |
8 | スカタンク | 67.16% |
9 | ドクロッグ | 55.31% |
10 | エルフーン | 54.29% |
こんな結果となりました!
なるほど、特徴としては
- 特性「ムラっけ」持ち(ビーダル、オニゴーリ、オクタン)
- 特性「いたずらごころ」持ち(レパルダス、エルフーン)
- 回復の特性を持っている(グライオン、ドクロッグ)
これらの特徴を持ったポケモンが、”みがわり”の採用率が高い傾向にあるみたいですね。
実際、”みがわり”はどのポケモンが持っていても困らない技ですが、やはり特性と絡めた戦術が使えるポケモンが向いているということでしょうか。
他の技でもいろいろ調べてみたいと思える面白い結果でした。
次は技だけではなく、「採用アイテム」や「倒したポケモン」「倒されたポケモン」から見えてくるデータに注目したいと思います。
コメント
PGLからのデータ取得方法は企業秘密でしょうか…。