運営を継続するコツは「頑張らないこと」

大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALが発売されて一か月が経とうとしています。

余談ですが私も非常に楽しく遊んでおり、年末年始は地元の友達とスマブラで無双していました。(いわゆる地元では最強)

スマブラが好きな自分は、ネットでスマブラの配信を見たりTwitterのタイムラインを追ったりして時間を潰すのが趣味の1つです。

そこで改めて思ったのは、スマブラ界隈にはプレイヤーとしてではなく(プレイヤー兼任の方もいますが)、界隈を盛り上げるために多くのコミュニティを抱え、活動されているスゴイ人が沢山いるな、ということ。

  • 会場を借りて継続的に開催されているウメブラやスマバトなどのオフライン大会の主催者及びスタッフ
  • オンラインで大会を開催されているタミスマ等の大会運営者
  • キャラクター別の使い手が集まり企画・運営を行う「キャラ窓」の運営者

・・・などなど、箇条書きで挙げると沢山いらっしゃいますので割愛致しますが、とにかく多くのすごい方がいらっしゃるのです。

私も多くのユーザーが登録されているスマブラ交流のWEBサービスを運営しておりますが、ひとえに熱意という点では彼らには及びません。

それでも数多くのユーザーを抱えるスマブラサイトの運営者になれたのは…たまたま最初に考え開発したスマブラの対戦相手募集ツールがものすごく需要があった、というだけです。(要するに運が良かった)

私はこのサービスを4年以上継続して続けてられていますが、そんな自分が長らく続けられたのは、自分の中である決め事をしていたからです。

それは、「サイト運営を頑張らない」こと、つまりは「自分本位で運営すること」です。

今回対象としている運営とは、「本業(学生業や社会人としての仕事)があり、それとは別の趣味で行っている運営」のことです。(仕事の場合は頑張ってください)

いまから書くことは私個人の考え方であり、決してこれが正しいと主張しているわけではありません。
一つの意見として見ていただけると幸いです。

運営者は頑張りすぎてはいけない

上述を見て身勝手な野郎だな、と失望されるかもしれませんが、私はこれが一番大事なことだと考えています。

この考え方の元となったのは、ある本との出会いがきっかけです。

その本に書かれていた内容を一部引用させていただきますので、ご確認ください。


コミュニティを管理しきれずに崩壊させてしまう管理人さんには、共通点があります。

利用者に対して、まじめに誠実に対応するべく無理を重ねた結果、疲れ果てて嫌になる、ということです。

・・・

まず、コミュニティ運営者は、『がんばり過ぎてはいけません』
常に余裕をもってコミュニティを運営できるように、過度に自分のサイトや掲示板に入れ込み過ぎないことが大事です。

そうしないと、運営が苦痛になって潰れます。

なぜなら、優れたサービスを提供すると、利用者にとってそれが当たり前になり、さらに上のサービスを要求されるようになるからです。また、サービスの質の低下については、激しくなじられるようになります。

この際、主催者が、どれほど苦労して、そのサービスの提供を維持しているか?ということを察してくれる利用者はほとんどいません。

ボランティアでやっていようが、有料でやっていようが関係ありません。

ただ、享受できる予定だったサービスが、予定通りに享受できないことに人間は不満を感じてしまうのです。

・・・

仕事でやっていることでしたら、どんどんサービスの質を上げて、利用者からの理不尽な要求にも、対応しなければならないでしょうが、趣味でやっているネットコミュニティにこの論理を持ち込む必要はありません。

むしろ、コミュニティを継続する上では、大きな害悪になります。

なんといっても、管理人が潰れたら、コミュニティはそれで終わりだからです。

9割の参加者を味方につける荒れないネットコミュニティ操作術 P36~41


頑張らない運営と言えば聞こえが悪いかもしれませんが、言い換えると「心の余裕をもって運営できる状態」を常に維持する、ということです。

本にもありますが、私は「利用者に対して、まじめに誠実に対応するべく無理を重ねた結果、疲れ果てて嫌になった運営者」を何人も見てきました。

その方たちはやはり、運営について心配になるほど真剣で頑張っていましたが、最後はやはり休憩を必要としていました。

特に本業(学生業や仕事)に、時間的または精神的に影響を与えるレベル趣味の運営に入れ込むのはかなりの赤信号です。

思うに、運営者が「面倒くさい、大変」>「楽しい」となったら、一度運営から離れて気分転換に別のことをしてみる、のが良いと思います。

私が長らく運営を続けられているのは、このように「適度に手を抜いている」からです。

好きなゲームで楽しいことをしたい、盛り上げたい、という思いで始めた運営は、最初は必ず「楽しい」と思っている、または「楽しいことになる」という期待を込めて行っているはずです。

楽しいと思っているうちは大丈夫ですが、楽しくないと思い始めたら休憩しましょう。

だって仕事ではないのですから。

もちろん、それが生計をたてるための仕事なら話は別です。
自分の食い扶持を確保するために楽しくないことでもユーザーが求めることを一生懸命こなさなくてはいけません。
仕事とはそういうものです。

でもそれが、ただの趣味で行っているものだとしたら、楽しくないと思った運営は一度休憩すべきです。

今一度、運営を始めたころのポジティブな気持ちを思い出せるころに、再開をするのが、無理なく運営を続けられるサイクルになると思います。

稼働日や大会開催日を一切告知しない運営

この考え方により、私はサイト内ツールの稼働日や大会開催日などを一切告知せず、当日突発的に行うようにしています。

何故なら、〇月〇日に〇〇を行います!と言ってしまうと、それまでにすべきことしなくてはいけない「納期」と考えてしまうからです。
(趣味で行っていることに対して時間的な納期を自分で設けてしまうのは、私にとってはとても苦痛なことなのです)

もちろん、自分のサイトを楽しみに待ってくださっている方がいるのはとてもありがたいことです。

ただ、そこで頑張りすぎてしまうと、いざ間に合わせられなかった時の不満は大きなものだと考えています。

自分は納期も決めれない無能な人間だ、と運営者としての期待値も下げておいたほうが、皆さんの期待も裏切らなくて済みますしね。

今では皆さんもその辺は察してくれているような気がします。
むしろかなり温かく見守ってくれてる方が沢山いて、自分は利用者にも恵まれた幸せな人間だと実感しています。
いつもありがとうございます。

そんな自分と対局にあるような方が、タミスマを運営する鮫木さん。

彼はタミスマ大会開催日を数日前から告知し、当日も256人規模の大会をそつなくこなし、さらには大会で配信した試合をすべて動画化を行う超人です。

私から見たら眩暈がするような作業量ですが、そこは人それぞれの価値観の違いですね。

実際に聞いたことはないですが、鮫木自身がそういった運営を楽しんでいると思うので、だからこそ長らくタミスマは続いているのだと思っています。

そんな鮫木さんも一度、仕事との兼ね合いで一度大会の開催を停止し、Twitterアカウントを削除していた時期がありました。

鮫木さんはその辺のオン・オフのメリハリがある方で、今でもタミスマが在る理由の1つだと思います。

システムで頑張らない環境も作れる

私が運営しているサイトは特にトラブルの多さで有名です。

特に頭を悩ませたのは、「対戦ルールを読まない」人が多いこと。

サイト内の仕様やルールについてまとめた説明ページも、必ずそれを読んでから参加してくれと大きな文字で書いても、読まない人は読まないです。

そういう人が多く個別対応を難しい状態でしたので、強制的にサイトを利用できない状態(いわゆる規制)にしたら、それはそれで多くの人の逆恨みを買いました。

中にはTwitterで暴言を送られ、中には殺害予告のようなメールが届き、中には身に覚えのない噂を流布されたり、嫌な思いも沢山させられました。

ただ、諸悪の根源は「ルールを読まない利用者に対して対策が不十分な自分」です。

これを対策するため、「ルールを本当に理解しているか10問のクイズ形式でチェックし、すべて正解すればサイトの対戦ツールを利用できる」、というプログラムを開発し導入したことで、こういったトラブルを大きく減らすことが出来ました。

対応する件数が減り、自分が頑張る時間も大きく減ったので、ゆとりのある運営ができるようになった改善例です。

このように、「頑張らなくてもよいシステムを作る」ことも、長期の運営では意識したほうが良いかもしれません。


私の場合はサイト運営者としての話でしたが、他の運営にも当てはめられる話だと思います。

オフ・オン大会運営者、キャラ窓運営者、宅オフ主催者など、スマブラを楽しむために始めた運営者は多いです。

最後に、もし運営者さんが見ていたら私から伝えたいことです。

自分が運営を始めようと思った純粋な気持ちを忘れずに、心身共に無理をせず運営を楽しんでください。

以上、運営を継続するコツは「頑張らないこと」、でした。

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